INTERVIEW 3

技術も挑戦も、未来志向、
未知に飛び込んだ先で得た、技術者としての成長

所属
NAXIS OFFICE SYSTEM 情報システム部 アプリ企画・開発課
入社年次
2023年入社/中途

PROFILE

入社時から、ナクシスの受発注システム「GIOSYS(ジオシス)」の開発に従事。未経験の開発言語ながら提案力と行動力でチームを率い、次世代の情報システム部を担うホープとして成長が期待されている。

技術者としての高みを目指して

前職はIT系で、クライアント企業のもとに出向して医療系やビジネス系などのさまざまなシステム開発に携わっていました。入社当時、プログラミングは全くの初心者でしたね。そこで5年ほど勤めた後、ユーザーの声を聞いて改善に活かせるような仕事を求めて転職することを決めました。

ナクシスを知った当初はアパレル副資材やRFIDのことは何も知らず、関心があったわけでもありませんでした。やりたいことができるっていうのが入社の動機です。他に受けていた企業はどこも仕事内容がガチガチに決まっていたのですが、ナクシスだといろんなことができそうだと感じました。それから、SEという仕事は残業が多いイメージがあるかもしれませんが、入ってみて分かったのはナクシスでは勤怠管理がしっかりしていて残業時間が少ないということ。プライベートの時間をちゃんと確保できる点も魅力でしたね。

入社以来、マネージャーのもとで「GIOSYS(ジオシス)」の開発・運用に携わり、今も一緒にリーダー的な役割を担っています。入社した当時、ちょうどGIOSYSの運用を外部ベンダーから社内に移管するタイミングだったので、そこで私がプロジェクトメンバーとして任命されました。開発に使用するのがPHPという未経験の言語だったので、最初からかなりチャレンジングな状況で、やるしかないなと腹を括りましたね。

未来を意識したシステム開発で、NAXIS AWARDを受賞

ただ、言語に追いつけても、実務は別です。データを損傷することなく移行するのは、システムの全容も見えていない自分にとっては非常に難易度の高いミッションでした。どのような体制で、どういう段取りで進めていくか、自分から方針をどんどん提案していきましたね。それを上司にレビューしてもらい、ブラッシュアップしてから実践。その繰り返しでした。ナクシスにとっても未知の取り組みだったので、みんなで力を合わせて試行錯誤して無事にトラブルなく移行できたときは、達成感も大きかったですね。

移行作業が終わってからは、安定的に運用ができるよう「この人に聞かないと分からない」というブラックボックスを無くしていく作業を進めました。誰にでも編集できるようなコードの構造に作り直していくためには、「前任者がなぜこういう作り方をしたのか」という意図を読み取る必要があります。意図を見落としたまま直してしまうと、全く予想しないところでシステムにエラーが生じるなど、トラブルにつながるからです。

この経験を通じて、システムを構築するとき、常に「未来」を考えることが大切だと気づきました。システムは作って終わりではないので、今が良ければいいっていうわけにはいかないんですよね。新規の機能を追加しやすいとか、問題が起きた箇所を改修しやすいとか、いかに拡張性を意識した実装や要件定義ができるかという点には非常にこだわっています。

2024年にはこれら一連の成果を評価いただき、年に1度行われるNAXIS AWARDで受賞させていただきました。私自身はただひたすら目の前にある課題に対して試行錯誤を繰り返し、チームで協力して一つずつクリアしていっただけだったんですが、それを表彰いただけたのは嬉しかったですね。

私を導く、“MY” NAXIS WAY

ナクシスが掲げる10個の行動規範「NAXIS WAY」。その中で私が特に共感しているのは「好奇心で動く」です。

もともと好奇心が強いタイプなので、他の人がどんな仕事をしているのか気になったりするんですけど、そうやって自分と全く関係ないことをやってる人の意見を聞くと、システムの足りなかった部分や改善点への気づきがあるんです。

今後の目標は、技術の進歩に遅れないようアップデートを続けていくこと。技術系の最新ニュースをチェックするだけでなく過去の技術書からも学ぶなど、広く好奇心のアンテナを張っています。最近では生成AIの導入を検討しており、AIを利用して将来的に起こり得る仕様変更を予測させ、そこに拡張性を持たせておくことで先々の開発負荷を下げることができないか、とか、アパレル副資材って資材の種類や加工方法が膨大でユーザーも迷うことが多いので、もっと使いやすくなるようにAIを活かせないか、などの狙いがあって提案しています。

ナクシスには、私が転職時に求めていた経験や知識を得られる環境があったので、非常に満足しています。職位も年次も関係なく、こうしたいと言ったら任せてもらえて、スピード感を持って物事に取り組める。逆に、周りも私の提案に対する疑問をどんどん投げてくれる。理解できるまで真剣に聞いてくれるから、こっちも張り合いがありますね。忖度せずに互いが責任を持って仕事に臨んでいるから、切磋琢磨で成長できている実感があります。そんなメンバーたちが大きな課題や問題に対して一致団結して挑むので、すごいパワーが発揮できるんですよね。

同じような環境を求めている人がいたら、ぜひナクシスも覗いてみてほしいです。どんな言語を知っているか、どんなプロジェクトを経験したか、というよりも、ここでどんなことをやりたいか。それが明確にある人であれば、ナクシスには必ず活躍できるステージがあると思います。