アパレル×営業職の道を求めて
新卒では医薬品の営業だったんですが、ノルマがキツくて転職を考え始めました。やりたいことをやってみたいと思って、以前から洋服が好きで働いてみたいと思っていたアパレル業界に転職し、店舗での販売職に。ただ3年ほど店舗に立っていると、また営業をやりたいという気持ちが湧いてきて、アパレルと営業を掛け合わせた仕事ができるといいなと思って2度目の転職を決めました。
ナクシスを知ったときの第一印象は「ニッチ!」でした。販売員時代にも日常的に目にしていた身近な商材ですが、まさかその専門の会社があるとは思いもせず、だからこそ興味を惹かれました。刺激的で面白そうな会社だなって。
入社して大変だったのは、必要な商品知識がたくさんあるということ。販売職時代は下げ札も織ネームも同じものをずっと使っていたので、まさかこんなに素材や加工方法があると思いませんでした。扱う資材によって織り方や印刷方法、受注の仕組みなどが異なり、それらの知識が最初は無数の点として入ってくるというか、なかなか線でつながらなかったんですよね。体系的に理解できるようになるまではいろんな人に質問して、分かったことは全てメモしてノートを作って。その自分ノートは今でも振り返って確認したり追記したりして、大切な資産になっています。
仕事はすごく楽しくて。お客様のところに行くと、そこでいろんな担当者の方が次々に声をかけてくれるんですよね。頼ってくださっている、任せてくださっている感じが嬉しくて、責任感と面白さという営業職の醍醐味を感じていました。

2度の産休・育休を経て、新たなキャリアへ
入社して7年目くらいの頃に、1度目の産休・育休に入ります。ナクシスは女性社員が多いので、育休の取得者も多いんです。復帰後も元通り働いている先輩社員がいたので、相談できて良かったですね。最初に上司に報告したときは開口一番に「おめでとう!」と言ってくれて。体調や仕事の引き継ぎなどを気遣ってくれて、できるだけ安心して休みに入れるように「あとは任せて」と言ってくれたのが嬉しかったですね。
それまでは私も仕事第一で働いていたけど、子どもができたら勤務時間が短くなるのでお客様に迷惑をかけたくないという思いが強かったです。仕事を辞めるつもりはありませんでしたが、復帰しても以前と同じようには働けないと思っていました。だから、休みに入る前や休暇中のことよりも、復帰した後のことが不安でしたね。長期にわたって現場を離れることになるので、戻ったときに自分の居場所があるのかな、と。でも、復帰にあたってはちゃんと面談で自分の状況や要望を丁寧にヒアリングしてくれて「お子さんの小さいうちは営業だと大変だと思うから」と、別部署への異動を提示してくれたんです。ぜひお願いします!っていう感じでありがたかったですね。
そこから、RFID営業部の商品手配を行う部署へ。業務内容だけでなく扱う商材がRFIDに変わったので、新鮮な気持ちで仕事に取り組めました。そこで3年ほどが経ったころでしょうか。2人目の子どもの出産に伴って2度目の産休・育休を取得しました。今回もやっぱり復帰した後の不安はあったんですが、それを正直に上司に伝えると「ちゃんとポジションはある」「復帰後はこういうふうに体制を変えてやっていきたいと思ってる」って言ってくれて。先の話だから上司も約束はできなかったとは思うのですが、そう言ってくれる気遣いが嬉しかった。そして実際に、復職後は言っていたとおりのポジションで受け入れてくれました。
とはいっても生活がガラッと変わるので、やっぱり仕事と家庭のバランスを取るのは大変ですね。とにかく時間が足りない(笑)。仕事は9時〜16時で時短勤務していて、スピード感のある業務なので優先順位をつけて効率的に動かすようにしています。時間の制限があると、働くことに対する意識が変化しますね。全部ガムシャラにやるっていうより、割り切ることも必要で。明日に回す仕事、誰かにお願いする仕事。それらを事前に仕分けていくことで、早い段階で周囲にも相談できるので、以前よりも事前調整を重視するようになりました。

「RFIDなら私」と思ってもらえるような存在に
現在はRFIDタグの見積もりや量産発注、リピート手配、納期管理、仕入れ処理といった業務に携わっています。特に注力しているのは、RFIDタグの仕様や出荷数のデータを集計して傾向値を把握し、発注管理に活用するという取り組みです。
ナクシスでの仕事は、良い意味で飽きないんですよね。実は、前職での販売の仕事は3年で飽きちゃったんですよ(笑)。夏のシーズンが来るとこれをやって、セールはこうやって、秋はこれ、冬はこれ…って。もちろん商品や見せ方は毎回変わりますが、やることが見えてくるから刺激がなくなってきて。だから常に新しい情報を得ながら自分をアップデートして、お客様や商材を通じていろんな経験ができる今の環境が、私の性格にも合ってるんだと思います。もう10年以上いるのに、未だに分からないことがある。だからこそほかの部署や海外拠点との連携も大切になってくるし、本当に深くて面白い仕事ですね。
RFIDは仕様が複雑なので、経験が少ないうちは間違うことも多い。ほかの人が作った仕様書を見て「なんかおかしいな?」って違和感を感じたら、スルーせずに一度確認をしてみるようにしています。余計な心配で終わることも多いけど、万が一のこともあるんです。そのちょっとした違和感を見過ごさない意識は強く持っていますね。
周囲から「私が見てくれたら安心」って感じてほしいし、「RFIDのことだったら私に聞けば大丈夫」と思われるような人になりたい。知識を身につけて、信頼してもらえるよう努力していきたいです。
私を導く、“MY” NAXIS WAY

ナクシスが掲げる10個の行動規範「NAXIS WAY」。その中で私が特に共感しているのは「誠実に行動する」「情熱をもって取り組む」の2つです。
「誠実に行動する」は人と会話やメールをするとき、この言い方で本当に理解してもらえるか、独りよがりになってないか、ということには気をつけています。誰が見てもわかるような言い方で伝えられるよう、丁寧なコミュニケーションを意識してますね。
そして「情熱をもって取り組む」。ちょっと暑苦しいかもしれないけど、楽しく仕事したいっていうのが自分のベースにあるんですよ。だから社内でも社外でも、人とはできるだけ直接話をしたい。もちろんメールは記録のために送るけど、席にその人がいるんだったら話しかけて、関わりを大切にしたいなって思ってます。私、この仕事が好きなんですよね。だからやりとり一つひとつにも気持ちを込めて、温度感のある仕事をしたいですね。
転職を考えている方々にナクシスをオススメできるポイントは、人の良さ。仕事は一人ひとりが責任を持って担当業務を全うしながらも、助け合いの風土があるので、みんなで力を合わせて課題や問題に挑んでいく場面も多々あります。産休・育休の前後でも手厚くフォローしてくれたり、お休み期間もプライベートで連絡を取り合う同僚もいたり、人間関係が温かい。女性ならではのキャリア形成の前例がたくさんあるのも、長く働きたい人には魅力的だと思います。
ナクシスでは、働き方の自由度が高く、自分に合ったスタイルで仕事に取り組むことができます。自分で仕事の進め方を考えたり、今までのやり方に囚われず積極的に改善していこうという気持ちのある人にはすごくやりがいのある職場だと思います。興味を持った方はぜひ検討してみてください。お会いできるのを楽しみにしています。

