STORY 2

「RFID」を武器に、
あらゆる異業種への販路を切り拓く

所属
日本ナクシス RFID営業部 GM(ゼネラルマネージャー/部長)
入社年次
2005年入社/中途

PROFILE

アパレル副資材の営業を経て、ナクシスの新たな基幹商材であるRFIDの営業へとキャリアチェンジ。あらゆる業界の常識を覆す可能性を秘めたRFIDを武器に、ナクシスの未来を最前線で切り拓く。

ナクシスとの出会いで、競争から共創へ

ナクシスに入社したのは2005年、26歳のとき。それまでは販売や営業の仕事を転々としており、まだキャリア像も定まらない中で「衣・食・住」なら需要が安定しているだろうと、大好きなファッション関連で転職先を探していましたね。そこでナクシスを見つけて「こんなニッチな仕事があるんだ」と興味を持って応募したのが始まりです。

前職がかなり厳しい営業会社で、毎日順位をつけて争うような職場だったんです。だから、ナクシスのようにお客様と一緒にモノづくりを進めていくスタイルにはすごく惹かれました。出世したいとか、そういった野心的な目標はあまり無くて、ここで腰を据えて働きたいという気持ちのほうが強かったですね。

入社してからはアパレル副資材の営業を担当。新規のブランド立ち上げや既存ブランドのリニューアル、あるいはサブブランドの立ち上げなど、お客様側に変化があったときに、織ネームや下げ札の依頼をいただいて商談が始まります。

そのほかにも、新規店の立ち上げのときなどはショッピングバッグやノベルティなどを総合的に提案することも。ブランドのビジョンや世界観をしっかり理解した上で店舗全体のイメージをお客様と一緒に考えていく仕事には、非常にやりがいを感じていました。

現在のRFID営業に異動したのは2022年。ナクシスはもともとアパレル副資材がメイン事業でしたが、RFIDを新たな柱にするという方針の一環で自分を選んでいただいたと理解しています。辞令を受けたときはプレッシャーも感じましたが非常にありがたくもあり、責任を持って取り組ませていただこうと、身が引き締まる思いでしたね。

キャリアの転機〜未知の商材「RFID」の営業へ

現在はRFID営業部のGMとして、アパレル以外の全ての業界に向けてRFIDを拡販するというミッションを持っています。私たちもまだRFIDのポテンシャルを完全に引き出せておらず、どんな場面でRFIDが必要とされるのかを探りながら活動しています。

GMと言っても、少数精鋭部隊なので1人の営業として動き回っています。自分よりキャリアの豊富な大先輩もいるので、互いに意見交換をしながら未知の世界を切り拓いていくのは、とてもやりがいを感じますね。

ナクシスはRFIDタグの製造と、RFIDタグのICチップにデータを書き込むエンコードと呼ばれる処理を行っています。そのほかにもRFIDを利⽤するために必要な読み取り機器を製造しているメーカー様や、RFIDソリューションを開発しているシステム開発会社様など、さまざまなパートナー企業様と連携し、拡販を進めています。

副資材時代とは営業手法が全く異なるので、戸惑いも大きかったです。そもそも仕組みが複雑なので、まずは商品知識を身につけるところから。もはや新人営業と変わりませんね(笑)。入社から15年ほど経ってからのキャリアチェンジだったので、染み付いた価値観や常識を取り払ってマインドを切り替えるのも大変でした。ですが会社が自分を選んでくれたという思いもあり、その期待に応えたいという一心で前向きに取り組むことができました。

技術の最先端で、お客様と共創を続けていく

私がナクシスでの仕事に感じる面白さは2つあります。

1つ目はお客様と一緒になったモノづくり、つまり「共創」ができること。副資材営業のときは、ブランド様と一緒に「こういうデザインにしたい」とか「こういう世界観をつくりたい」とか、会話の中で一つひとつのアイデアを形にしていく、そのプロセスがとても楽しかったです。

2つ目は、常に新しい知識や経験が得られること。RFIDはまだ生まれたばかりの新しい技術で、日々進化しています。それに追いつくために常に学び続けることができるのが刺激的です。技術の最先端に自分が立っている実感は、他ではなかなか得られないのではないでしょうか。

これからはその知識や技術を活かして、お客様とまた新しい何かを創っていけるのだとワクワクしています。

私を導く、“MY” NAXIS WAY

ナクシスが掲げる10個の行動規範「NAXIS WAY」。その中で私が最も共感するNAXIS WAYは……うーん、1つには絞れないですが(笑)、「誠実に行動する」と「好奇心を持ち続ける」。この2つはすごく共感できますね。

それから、今の自分自身を鼓舞するという意味も込めて「逆境を歓迎する」ですね。RFID営業になって分かったのが、アパレル業界ではナクシスって誰もが知ってるくらいの知名度があるんですけど、一歩外に出ると全然知られていないということ。つまり新規営業のハードルは高いんです。

でも、だからこそ「ナクシスの良さをちゃんと伝えていこう」「RFIDの価値をもっと広めよう」って思えるんですよね。それってやっぱり「逆境を歓迎する」という姿勢なのかなと思います。

好奇心を持って異業種に挑み、誠実に行動し、そして逆境を楽しむ。自分の中では一本の筋が通った道だと思いますが、その歩みはまだ始まったばかり。今後の目標は、もちろんRFIDの業績アップです。それから、今までは役職へのこだわりはなかったのですが、最近は「役員になって、自分の経験を経営に活かしていきたい」という思いが芽生えてきました。ただ、昇進を目的にするのではなく、日々の仕事を一生懸命やって、その結果を評価されたい。ナクシスは、そういう仕事ぶりをしっかり見てくれている会社だと思っています。

信頼できる仲間と楽しめる仕事が、ここにはある

私はナクシスを「楽しくて人の良い会社」だと思っています。いろんな会社を経験してきましたが、ナクシスは平均年齢が若く、ファッション業界ということもあってスタイリッシュな感じがありますね。威圧感を持って接してくるような人はいないし、みんながフラットに会話ができる、風通しの良い職場です。

やっぱり会社は「人」なんですよね。ナクシスのメンバーたちはいろんな角度から物事を真剣に考えてくれるし、悩んでるときには自然と相談に乗ってくれる。尊敬している先輩や上司もたくさんいます。上下関係というよりも一緒に現場で戦ってくれる仲間、そんな印象ですね。

正直なところ、仕事ってつまらない、イヤイヤやっている人も多いと思うんです。でも、やらなきゃいけないことだからこそ、どう楽しむかが大事じゃないですか。今の職場に不満や不安があって転職を考えている方も多いと思いますが、それを一歩飛び越えて、自分にとってのライフワークを見つけられる。そんな環境がここにはあると思います。ぜひ、好奇心と誠実さを持って、一緒に楽しく働けたら嬉しいです。